【ニュートンと林檎の樹】感想
(ネタバレを少し含みますが気にならない程度に抑えます)
▼▼ストーリー▼▼(公式HPより)
『ニュートンは、天才少女のペンネームだった!?』
主人公・朝永修二と幼なじみの一二三四五(うたかねよつこ)は、
行方不明になった修二の祖父を追ううち、ひょんなことからタイムスリップしてしまう。
その先にいた一人の少女。
彼女こそが、後の世に語り継がれる近代科学の父
アイザック・ニュートンその人だった!
ニュートンは、ちっぱい美少女だったのだ!
そうとは知らず、彼女の目の前で林檎の木を派手になぎ倒してしまう修二。
「今……何か、とてつもなく重要なことを思いつきそうだったんだぞ!!」
なんとふたりがタイムスリップした瞬間は、
ニュートンが万有引力を思いつくその瞬間だったのだ!
こうして、修二の浅はかな行動から世紀の大発見は消失した。
そのうえ、まるでドミノ倒しのようにどんどん変わっていってしまう重要な歴史。
時は17世紀!
舞台はイギリスの名門、10の橋が架かったテンブリッジ大学!
修二は果たして歴史を修正し、現代に帰ることができるのか!
Laplacianが送る【大いに笑って少しホロリ】なタイムトラベルアドベンチャー!
セールで100円だったので購入。
ちょうどポケモンソードシールドでアップリューを使っていて専用技のGのちからについて勉強したくなったことも重なり興味を持ちました。(大嘘)
プレイ時間は大体15~20時間くらい。
攻略キャラは5人なので攻略順に紹介と感想を述べます。
多分この順番がベストだと思います。
①一二三四五(うたかねよつこ) cv白雪碧
身の回りのあらゆるものを計測し、あらゆる言葉を定義しないと気が済まない定義ガール。
修二の幼馴染みであり、幼少期に修二の祖父から科学の楽しさを教わって以来、ずっと理系畑を歩んできた。
毎朝、自分のスリーサイズをミリ単位で計測し、記録するのが日課。
スタイルの話をすると何のためらいもなく最新のスリーサイズを教えてくれる。
名前の通り数字には強いが、実は不器用な女の子。
本構築の幼馴染枠。名前がすごい。
一二三の読み方は「ひふみ」しか知らなかったので調べてみたらうたかねとも読むらしい。早速勉強になった。
恐らくプレイした全人類が最初に攻略するキャラになるのかな。
ルートとしてはキャラエンド的にはハッピーエンド。全体的に見ればバッドエンド寄りになります。
この後4人のルートをやるのですが、そのたびに「四五……………………」っていうことになります。なりました。
ブランドメーカーの特徴なのか各キャラに突然謎のムービーが入るのですが、四五√のムービーの出来が非常に良かったのも高評価です。探偵ガリレオの解決シーンを思い出しました。
②ラビ・ジエール cv民安ともえ
テンブリッジのあちこちで、しょっちゅう火災を起こしている問題児。
理論を積み上げて結論を出すアリスとは対照的に、直感と推測で結論を導き出す奇才科学者。
自分の直感が”Yes”と言えば科学も魔術も気にせずに取り入れる自由な発想の持ち主。
修二がこの時代の人間ではないと誰よりも 早く見抜き、猛烈に好奇心を抱く。
今一番欲しいものは、素直に言うことを聞いてくれる男性被験者。
マッドサイエンティスト枠。かと思ったらめちゃくちゃいい子だった。
クリア後のタイトル画面に戻った瞬間がいい意味でキリが悪いです。モヤモヤと涙で画面が歪んでました。
ある意味物語のカギを握っている人物と言っても過言ではないと思います。シナリオ的には一番好きなルート。
③九十九春 cv小倉結衣
17世紀のイギリスで天文学を学んでいる、日本からの留学生。
春の祖父の代で渡英したはいいものの、その後日本は鎖国。
イギリスで生まれた春は一度も日本を見たことがなく、強い憧れを持っている。
アリスの唯一の理解者であり、互いに支え合いながらテンブリッジでの日々を送っている。
大和撫子枠。かわいいがすぎるだろ。
見た目も声も振る舞いもかわいい。種族値合計が720くらいありそう。
ラビの√が結構辛いものであるので救いを求めてプレイした結果、さらに追い打ちをかけることになった。許してくれよ……。
まあ核心であるタイムマシンのお話にはあまり関わらなかったが、ある程度みんな幸せな感じだったので許されました。
この√だけで5000円の価値はあると思います。100円で買ったので4900円のアド。
じと目が好きなんだよなぁ (みつを)
④エミー・フェルトン cv春乃いろは
幼い弟たちの為に、テンブリッジで勤務しているメイド。
アリスと春が住んでいる寮で生活していて、掃除洗濯料理と、寮生の世話係も兼任している。
仕事中は、力チューシャは外さない。つまり彼女のノン・力チューシャ姿を見られるのはプライベートな時間だけ。
そして、ほぼ毎日働いている彼女とプライベートな時間を過ごせるのは、特別な関係の人物だけ。
だからこそ、力チューシャには、価値がある。
メイド枠。攻略キャラじゃないと思ったら普通にルートがありました。
各ルートのとある場面でつっこみを入れてくれるのが好きです。
春ルートと同様にイチャイチャして終わるのかな~と思ってたら怒涛の急展開に頭が追い付かなくなります。
その正体とは……?
飛び級でテンブリッジに入学してきた天才少女。
アイザック・二ュートンというペンネームで論文を発表していて、歴史には男性として記録されている。
女性である、というだけで自分の論文が正当に評価されないことに納得がいかず、架空の男性のペンネームで論文を発表し始めた。
高い能力に負けないほど自尊心と自己顕示欲も強く、テンブリッジでは浮き気味。
図書室の本に勝手にメモをする癖があり、蔵書のほぼ全てにアリスのメモがある。
メインヒロインかつツンデレ枠。これがトゥルーエンドになります。
ソシャゲとかで特に理由もなく戦国武将が女として書かれてるようなやつあるじゃないですか。
この子もそういう感じなのかな~と思ってたら全然違いましたね。
時代背景として17世紀後半。
王立協会では男尊女卑の性差別の概念があり、女性科学者としての立ち位置はあまりよくない頃でした。
なのでアリスはニュートンという名の男の偽名を使って投書することで、これを回避しようとしていたというわけですね。
よくできた話だぁ。(真面目に感心した)
まあその結果、とあるキャラとのいざこざがあったりして僕のメンタルは死にかけてたんですけど。
あらすじにもある通り、林檎が樹から落ちる瞬間にタイムスリップをしてしまい、その林檎の樹が焼き焦げたことによって世界に万有引力という概念が生まれなくなってしまったというもの。
運動方程式やプリンキピアといった高校の頃にやったあれじゃん、みたいな単語がちょいちょい出てきて楽しかったです。
トゥルーエンドだけあってストーリーも少し長くなってます。Hシーンも他キャラは2つに対してアリスは3つ(クリア後シナリオを含めたら4つ)になってます。
個人的にツンデレキャラはあまり好きにならない傾向にあるのですが、この子はとてもよかったです。不器用なだけなんよな…。
総評
全体的にさくさく進められるボリュームなので忙しい人にもおすすめできるいいゲームだと思いました。(フルプライスだと少し物足りないかも?)
ゲーム内BGMも世界観と内容に沿ってて素晴らしいと思いました。
コンセプトにもある通り、難しいことよりも面白いことを優先されているブランドなので、科学の歴史について全く知らない人でもニュートンと林檎の樹の逸話を知ってるくらいで十分楽しめます。
体験版もあるのでよかったらやってみてください。
(キャラ紹介と少し先の内容)(Hシーンもあります)
ニュートンと林檎の樹 - アダルトPCゲーム - DMM GAMES.R18 https://dlsoft.dmm.co.jp/detail/hobe_0358/
次はサマーポケッツをやりたいのですが、6月に追加要素を含んだVerが発売されるのでそれを待とうかと思います。
それまではSwitchで4月末に販売されるグノーシアをプレイしたいかなぁ。